**ご存知ですか? 子宮頸がんが予防できます**
(1)子宮頸がんについて
女性の命はもちろんのこと、妊娠や出産の可能性まで奪ってしまう、生活や人生に大きな影響を及ぼす病気です。
子宮頸がん(しきゅうけいがん)はその他のがんと異なり、原因が解明されています。子宮頸がんの原因は、ほぼ100%がヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染であることが明らかになっています。子宮頸がんの原因である発がん性HPVは、(皮膚と皮膚(粘膜)の接触によって感染するウイルスで、)多くの場合、性交渉によって感染すると考えられています。発がん性HPVは、すべての女性の約80%が一生に一度は感染していると報告があるほど、とてもありふれたウイルスです。このため、性行動のあるすべての女性が子宮頸がんになる可能性を持っています。
近年では20代後半から30代に急増、若い女性の発症率が増加傾向にあります。子宮頸がん(しきゅうけいがん)は、がんによる死亡原因の第3位、女性特有のがんの中では乳がんに次いで第2位を占めており、特に20代から30代の女性においては、発症するすべてのがんの中で第1位となっています。
また、全世界で毎年、27万人もの女性が子宮頸がんによって大切な命を失っています。これは時間に換算すると約2分間に1人の割合。日本でも、毎年15,000人(上皮内がんを含む)が子宮頸がんと診断され、3,500人が亡くなっています。助かった場合の手術後のQOL低下について、あまり多くは語られていません。
経済的には、治療費の負担、その間の経済活動停止のためのマイナス分、少子化、など損失額はかなりになります。
(2)子宮頸がん予防ワクチンについて
(ワクチンとは、病気の原因となる細菌やウイルスなどをあらかじめ接種しておき、病気を防ぐ方法です。)
子宮頸がん(しきゅうけいがん)予防ワクチンは、発がん性HPVの中でも特に子宮頸がんの原因として最も多く報告されているHPV16型と18型の感染を防ぐワクチンで、海外ではすでに100ヵ国以上で使用されています。日本でも2009年12月に発売されました。
感染を防ぐために3回のワクチン接種で、発がん性HPVの感染から長期にわたってからだを守ることが可能です。しかし、このワクチンは、すでに今感染しているHPVを排除し、子宮頸部の前がん病変やがん細胞を治す効果はなく、あくまで接種後のHPV感染を防ぐものです。なお、このワクチンに含まれるウイルスには中身(遺伝子)がないので、接種しても感染することはありません。
*子宮頸がん予防ワクチンは10歳以上の女性に接種することができます。
*子宮頸がん予防ワクチンは腕の筋肉に接種します
*接種回数についてですが、初回接種、初回接種から1カ月後、初回接種から6カ月後の合計3回の接種が必要です。3回接種することで十分な効き目が得られるため、きちんと最後まで接種することが重要です。
*接種後の症状について
接種した後に、注射した部位が腫れたり痛むことがあります。このような痛みや腫れは
体内でウイルス感染に対して防御する仕組みが働くためにおこりますが、通常数日間程度で治ります。
*ワクチン接種はすべて予約制です。詳細は当院までお電話ください。
さらに詳しい情報をご希望の方は以下の専門サイトをご覧ください。
子宮頸がん情報サイト