過敏性腸症候群の症状は、排便によって改善する腹痛と便通の異常(下痢型、便秘型、および下痢便秘交替型)を主体とします。症状はごく軽いものから重いものまであります。便通の異常は、下痢型では軟便~水様便、回数も1日数回から数十回と幅があります。
便秘型では1回あたりの排便の量が少なく残便感が強く、時に兎糞状の便になります。消化管の症状も下痢や便秘、腹痛などだけでなく、吐き気、げっぷ、胸やけなどの上部消化管症状が出現することもあります。その他にも、頭痛、肩こり、めまい、動悸、頻尿などの全身症状や、抑うつ気分、不安感、焦燥感などの精神的な症状があります。なぜ様々な症状が起こるのかというと、腸管のみでなく全身の平滑筋の機能異常があるからと考えられています。
過敏性腸症候群の症状には、出やすい状況があります。
一般的には、仕事中、会議中、授業中など、強いストレスや緊張を感じる時に、症状が出やすくなります。
その逆に仕事や学校が休みの日や、通勤・通学中でも帰社・下校時には症状が出にくいということがあります。
過敏性腸症候群は、その症状から大きく3つに分けることができます。
| 下痢型 |
腹痛や腹部違和感を感じる慢性的な下痢 |
| 便秘型 |
腹痛や腹部違和感を感じる慢性的な便秘 |
| 下痢・便秘交代型 |
下痢型と便秘型の症状を繰り返す |