麦島内科クリニック

2018.09.07更新

皆さん、『頭痛』と聞いてどのようなことを考えるでしょうか。

単純に痛みだけの場合もありますし、吐き気や嘔吐を伴うもの、周期的に強い痛みが襲ってくるもの等、種類は沢山あります。

また、ほおっておくと重大な疾患に繋がってしまったりするものもあります。

そこで今回はいくつかの頭痛の”種類”についてお話させて頂きます。

頭痛

①筋緊張型頭痛

筋緊張性頭痛とは、書いて字のごとく首や肩の筋肉が緊張状態(硬くなってしまっている状態)になることで、頭部を覆う筋膜が頭部を締め付けることにより起こるものだといわれています。

日々のお仕事による決まった姿勢や、長時間の読書・パソコン作業、それに伴う悪い姿勢により症状はどんどん悪化していきます。

その姿勢が長年続くと、頸椎の自然な弯曲が損なわれる可能性があり、頭部を支えるメカニズムが破綻し、より首や肩の筋肉に負担がかかるようになってしまいます。

当院ではこの負のスパイラルを打破するために、運動療法や徒手療法で首や肩の筋肉に負担をかけない身体づくりを積極的に行っています。

 

②片頭痛

片頭痛とは、一般的には片側性の脈拍に一致した拍動性の頭痛で、吐き気があり、身体を動かすことで痛みが増したり、光や音に対して敏感になります。(両側性で非拍動性の場合でも、片頭痛のこともあります)

片頭痛の女性は男性の三倍多く、比較的若い方(20歳から30歳前後の方)によく起こります。

片頭痛の原因は、解明されていませんが、三叉神経血管説血管説があります。

痛みの原因として脳血管の周囲に分布するサブスタンスP神経伝達物質のニューロペプチドが遊離して、血管拡張や血管周囲の炎症が起こり、痛みが生じるという説で、三叉神経血管説といわれています。

血管が収縮し脳血流が低下して、前兆の症状が現れて、発作時には血管が拡張して頭痛が生じるという説は血管説といわれています。現在の時点では脳血流が低下している時期にすでに頭痛が始まっているため、三叉神経血管説が有力です。

痛みが出たときはトリプタン製剤の服用が中心になります。頭痛が始まってからでも効果があり、発作に伴う悪心、嘔吐、光過敏・音過敏などの随伴する症状に対しても有効です。

このお薬は70%前後の片頭痛の患者さんに有効ですが、ひとつの種類のトリプタン製剤が無効でも、他のトリプタン製剤が有効であることもあります。

当院では投薬治療に加え、星状神経節ブロックといわれる物理療法も行っております。

 

③群発頭痛

この頭痛は連日ほぼ決まった時間にとても激しい頭痛が起こることが特徴です。また、頭痛が起こる期間も限定的で、周期的にも一年周期やそれ以上のこともしばしばあります。

原因としては、片頭痛同様血管の拡張による神経の圧迫等や体内時計が関係している等と言われていますが、実際のところあまり良く分かっていないのが現状です。

症状としては、激しい頭痛に加え、鼻水や涙や目の充血を伴うことが多いです。また、目の奥が刺すように痛かったり、痛みでじっとしていられないといったものも特徴の一つです。

痛みが出たときは片頭痛同様トリプタン製剤を用いたり、カルシウム拮抗薬を用いることもあります。

当院では群発頭痛の患者様に対してリハビリを勧めています。徒手療法により症状が軽減する患者様が多いので、是非一度ご相談ください。

 

このように、一概に『頭痛』といっても種類は様々です。

当院での一般的な受診からの流れは『問診→自律神経検査(ストレス検査)→リハビリ→必要ならば頭部CT検査』となります。

頭が痛いだけという事で軽く考えず、適切な治療を行う為にも是非一度当院頭痛外来にお越しください。

治った

尚、当院頭痛外来は水曜日以外となります。お間違えの無いようにお願いいたします。

投稿者: 麦島内科クリニック

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