麦島内科クリニック

2015.12.17更新

■風疹
風疹はよく「はしか」の症状に似ていることから「3日はしか」と呼ばれる場合がありますが、「はしか」と風疹は全く異なる病気となります。 風疹は顔や手足など全身に発疹ができ、全身の症状が消えるまでに3〜5日ほどかかります。
子どもに発症しやすい病気ではありますが、ここで最も問題になるのが妊婦への感染です。

<風疹の症状>
風疹は、発熱と淡い赤色の発疹が全身にできるのが特徴です。

発熱がでない場合もあります。

<風疹の原因>
風疹は「トガ科ルビウイルス郡RNAウイルス」に分類される風疹ウイルスによって全身に発症する病気です。このウイルスは唾液や痰(たん)などが咳やくしゃみによって飛び散る飛沫感染を特徴として、人から人に感染する病気です。 感染すると発症するまでに14〜21日間の潜伏期間があります。 妊娠の風疹(先天性風疹症候群) もし風疹に対する免疫が十分でない妊婦が感染してしまうと、風疹ウイルスがお腹の赤ちゃんまで感染してしまい、先天性風疹症候群(CRS)と呼ばれる障害を引き起こす可能性もあります。 妊娠期間が8〜12週間内に母体に風疹ウイルスが感染してしまうと、およそ20%の確率で胎児にも感染してしまい、出産後の赤ちゃんに白内障や網膜症、心臓の奇形、難聴、発達の遅れ、小脳症などが見られることもあります。

<風疹の診断>
風疹の診断は、鼻や喉から風疹ウイルスを見つけることが最も確実ですが、この方法はなかなか見つけにくいため、血液検査による風疹に反応する抗体がないか測定する方法をとります。風疹ウイルスに感染すると上昇する「igM」という抗体の検査を行い、発症中と回復した1〜2週間後の抗体の上昇を測定することで、風疹かどうかを診断します。 大人でも風疹にかかることもありますので、血液検査をおこなえば、ご自身に風疹の抗体があるかどうかをチェックすることができます。
特に妊婦の方は、一度婦人科で検査されるとよいでしょう。風疹ウイルスに対する十分な抗体を備えていれば、感染することはありません。

<風疹の治療法、予防法>
風疹ウイルスに対する特効薬はありません。しかし、風疹自体は症状はさほど強くありませんので、自然治癒が可能な病気になります。発症による発熱がある場合、解熱剤をしようする場合があります。 確実な予防法は、現在は予防接種以外ありません。
予防接種には、麻疹との混合ワクチンとMRワクチンが使用されます。現在では、麻疹と混合のMR2種混合ワクチンを接種するのが主流です。回数は1回ではなく、2回接種します。 お子様の場合、生後12〜24ヶ月の間に1回、5〜7歳の間に1回あります。副作用はまれに接種後5〜14日頃に発熱や発疹がでることもあります。

投稿者: 麦島内科クリニック

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