麦島内科クリニック

2015.12.17更新

■ニキビ
<正しい知識と処置で、にきびを治療しましょう!>
「ニキビ」は生活の質QOL(Quality of Lifeの略)の低下の原因 多くの方はニキビを「青春のシンボル」と言われますが、身近に経験するそのニキビは、尋常性ざ瘡と言われる皮膚の病気です。命を脅かす病気ではありませんが、きちんとお肌のケアをしないとニキビ痕(あと)が残ってしまうこともあります。正しい知識と早めの適切なケアを行うことでニキビは治療できます。 

<なぜニキビができてしまうのか>
毛穴から分泌された皮脂(脂肪成分)が、毛穴の出口付近の皮膚に異常を起こし、毛穴を詰まらせます。その皮脂が毛穴に貯まり、ブツブツ(面ぼう)ができてしまいます。 毛穴にアクネ菌というニキビ菌が増殖し、このアクネ菌が毛穴の周りに炎症を起こします。 その後炎症はますますひどくなり、毛包と言われる毛根を包む組織が破壊されてしまいます。 これがニキビが治った痕に残るニキビ痕となります。

<ニキビの原因と予防>
ニキビができてしまう一番の原因は、アクネ菌と言われるニキビ菌によるものですが、この菌は人体に悪い影響を与えてしまうような病原菌ではなく、私たちの皮膚や毛包と言われる毛根を包む組織内に普通に存在している常在菌なのです。アクネ菌は皮膚を弱酸性の状態に保つことで他の病原菌の繁殖を抑える役割もあるため、ただニキビを作ってしまう悪い菌というわけではありません。アクネ菌は酸素が少なく皮脂が多い環境、特に毛包内に繁殖しやすい性質を持ち、この菌が増殖してしまうとニキビを作る原因になってしまいます。
予防策としては、規則正しい生活を行うことが一番大切です。ストレスや睡眠不足、不規則な食事などを送っていると、ニキビができやすくなってしまいます。女性の方であれば、お化粧をした日は、帰宅後すぐにお顔を洗ってお化粧を落とすようにしましょう。 また汗や室内の乾燥もニキビを作る原因となりますので、汗はしっかりと拭き、室内もエアコンのかけっぱなしに注意しましょう。 ニキビができてしまった時、ニキビを触ったり、潰してしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、それが感染の原因となってニキビを余計悪くしてしまい、ニキビ痕を残してしまう可能性もありますので改めましょう。

<ニキビの種類>
ニキビの種類には、目には見えない毛穴の詰まり(面ぼう)から、白ニキビや黒ニキビ、さらに悪化すると炎症をもった赤ニキビや膿をもったニキビなどがあります。 ニキビができやすい箇所とできない箇所 ニキビは皮脂が多い場所にできやすく、特にTゾーンと呼ばれる眉毛から眉間、鼻筋にかけてできやすいです。 他にも、額や頬(ほほ)、口の周り、顎(あご)、首、胸、背中といった箇所もニキビができやすい場所といえるでしょう。 逆にニキビができない場所は、手のひらや足の裏など、脂腺(皮脂が出るところ)がほとんどない場所にはニキビはできません。

<ニキビの重症度分類>
現在「重症度分類」といわれる「ニキビ」に関する日本国内の統一した基準が作られ、皮膚科の先生がニキビの程度を正確に診断し、患者さん一人ひとりにあったニキビ治療が行われています。 日本にはニキビ治療に関するガイドラインが存在しませんでした、アダパレンというニキビ治療薬が使用可能になってから、2008年に日本全国のニキビを専門とする皮膚科の先生が集まり、ニキビ治療に関する基本方針となるガイドラインを作りました。

<自分でできるニキビ治療とは>
ご自身でできるニキビ対策として、ドラッグストアで買ったお薬を使用や化粧品によるお肌のケアなどがあります。ドラッグストアには多種多様なニキビ対策のお薬が入手できますが、主に皮脂を抑え、毛穴詰まりの原因になる古い角質を取り除く効果があるお薬やニキビの炎症を抑えるお薬などがあります。
スキンケア化粧品には、ニキビを予防する目的とニキビを治す目的の2つに分かれます。化粧品は使い方を誤るとニキビを悪化させることありますので、十分注意して使用してください。
皮膚科の先生が診察を行う場合、ニキビの種類、程度を判断し、塗り薬や飲み薬などから患者さん一人ひとりにあった治療法を選択します。お気軽にご相談ください。

投稿者: 麦島内科クリニック

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