麦島内科クリニック

2015.12.17更新

当院では2011年8月から、血液検査で、血液像(白血球分画)が即日迅速に結果が出るようになりました。
一般に白血球とは、5種類の白血球(好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球)の総称で、これを白血球分画といいます。これらはそれぞれ異なる形態・性質があり、正常時はそれぞれの占める割合が一定範囲内に保たれていますが、からだになんらかの異常が発生するとお互いの比率に変化が現れます。その変化を細かく分析することにより、病気の診断が可能になります。感染や急性の炎症に最も早く反応するのは好中球です。細菌感染症、外傷、慢性骨髄性白血病、心筋梗塞で増加し、ウイルス感染症、急性白血病や腸チフス、敗血症などで減少します。免疫の役割を担うリンパ球が増えるのはウイルス感染症、甲状腺機能亢進症、副腎の病気等にみられ、減少する場合は悪性リンパ腫、がん、白血病が考えられます。単球は好中球が食べ遺した細菌の後始末や、異物を取り込む働きをします。増加で予測できる病気は結核、梅毒、はしか(麻疹)などの感染症です。好酸球はアレルギー性疾患(気管支喘息、花粉症、蕁麻疹)、寄生虫病などで増加し、クッシング症候群などで減少します。好塩基球は最も数が少なく、甲状腺機能低下症、慢性骨髄白血病などで増加を示します。
以上、少量の血液検査で、早期診断が可能になり患者さまの治療に有効と思われます。

投稿者: 麦島内科クリニック

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