麦島内科クリニック

2015.12.17更新

■ピロリ菌感染症
<ヘリコバクター・ピロリとは>
ヘリコバクター・ピロリとは、胃の中の強い酸でも生きられる螺旋状の形をした菌です。胃の粘膜に生息し、一方の端に「べん毛」と呼ばれる4~8本のしっぽをくるくる回して活発に運動します。ヘリコバクターの「ヘリコ」とは、螺旋形を意味する「ヘリコロイド」から付けられ、ヘリコプターの「ヘリコ」と同意語です。

<ピロリ菌に感染すると>
胃の粘膜に感染したピロリ菌は、胃を炎症させ、慢性活動性胃炎を起こします。この症状を、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎と呼んでいます。 この症状に進行すると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、萎縮性胃炎などを引き起こし、一部胃がんに変わる可能性もあります。 どれくらいの人が感染しているか、どうやって感染するか 現在、日本人の約3,500万人がピロリ菌に感染していると推定され、感染者全員にピロリ菌除去の治療を推奨されています。 ピロリ菌に感染した人のほとんどが、5歳より下の幼児期に感染したと言われています。幼児期は、胃の中の酸性が大人と比べ弱く、ピロリ菌が生息しやすい環境にあります。その感染経路は、近年両親から子どもへの家庭内感染が疑われており、特に親から子への食べ物の口移しが原因の一つと考えられております。

<ピロリ菌の除菌療法とは>
日本でも2000年9月に承認された(保険適用は2000年11月)ピロリ菌除去療法ですが、特に胃潰瘍や十二指腸潰瘍を患っている患者さんがピロリ菌に感染している人が除菌を行うと、潰瘍の大部分が再発しにくくなるということが、臨床試験で確認されています。

<ピロリ菌の除去療法の流れ>
【保険適応】
①内視鏡カメラで胃・十二指腸潰瘍、胃炎の存在を確認(当院と連携している近隣の内視鏡専門の先生をご紹介しております)
②尿素呼気試験又は血液検査でピロリ菌の有無を確認
③ピロリ菌陽性であればお薬にて除菌
④服薬後4週~8週間後に再度ピロリ菌の有無を確認

【保険適用外】
①尿素呼気試験又は血液検査でピロリ菌の有無を確認
②ピロリ菌陽性であればお薬にて除菌(薬の種類により金額が変ります)
③服薬後4週~8週間後に再度ピロリ菌の有無を確認 除菌治療も進歩しております、保険適応有無にかかわらず、診察にてご相談をお受けいたします

投稿者: 麦島内科クリニック

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